こんにちは!

声と言葉の魔法で子育てミラクルグランマ田所雅子です

昔話の力、もう少し続けますね。

 

昔話には、まま母が出てくるおはなしが結構あります。

このまま母は、
聴いているこどもにとって、別の人ではなく自分のお母さんです。

怒るお母さん、怒鳴るお母さん、優しくないお母さん
とにかくこどもにとって、いやなお母さんをまま母に投影します。

そして、まま母の最後は、必ず死んでしまうか、大変な罰を受けるかです。

いやな母は消してしまわなければならないのです。
これは心理学の世界ではごく当たり前のこと。

だからといってこどもに訊いたりしないでくださいね。
これは潜在意識レベルのことなのですから。

 

人は誰でも、そうやってつらい現実を乗り越えていくのです。
昔話にはそうやって心を整えていくための助けになる力があるのです。

だから、残酷だからと結末を変えてしまうと
昔話の力がなくなってしまいます。

心が成長できなくなってしまうのです。

 

残酷な最後には意味があるのですね。

先日の ”語りライブ” で語った「魔法のオレンジの木」も、
まま母は、こなごなに砕け散ってしまいます。
でもだからといってそれを残忍に描写したりはしません。

あっさり、「砕け散ってしまいました。」
だけなんですね。

昔話はこまごまと描写しないのです。

ほかのおはなしでも、死んでしまう時は

「バッタリ倒れて死んでしまいました。」
それだけです。

血を流したとか、苦しんだとか、余計なことは言わず、
シンプルな言葉で、お話の筋だけがまっすぐに進んでいくのが昔話です。

これで、こどもの心にしっかり届きやすくなるのです。

昔話は「読む」ものではなく、「聴く」ものだからです。

 

こどもは昔話を聴くことで、
こわいお母さんを、まま母にして消してしまうのですよ。

だから、お母さんが怒鳴っても叱っても、何とかなるのですね。

ね、ですから、昔話を聴かせてあげましょうね。